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料理上手のきく恵さんが、仕事として料理を作るようになったのは9年前から。96年にオープンした地元の温泉施設「かじかの湯」で、郷土料理を提供することが決まってからです。女性たちが集まり献立を相談していく中で郷土料理研究会が結成され、研究熱心なきく恵さんが会長に推薦されました。そして翌97年、「つくたべかん」がオープンしたのです。
鰍沢名物の“みみ”、わらびやふきなどの山菜やキノコ、手づくりの柚子味噌やねじり菓子。季節ごとに地元の素材で作るレパートリーの広さがここの自慢です。現在も、きく恵さんは仲間たちと共に、常に新しいメニューを考え出しています。例えば、本来は主食であるみみの生地に砂糖を練り込み、三角に折って油で揚げたお菓子。「何度か試作品を作ったんだけど、ついに商品化が決まったの。ユニークでしょう」とすすめてくださったその味は、ほのかな甘みと香ばしさが素朴な、かりんとう風スナックでした。
季節ごとの新作メニューとてきぱき働くきく恵会長さんは、文字通りここ「つくたべかん」の看板メニュー&看板娘(!)なのですね。 |
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| 「小さい頃、よくふきを採りに沢を歩きました。独特のさわやかな香りは自生のものが最高よね。そのまま茹でたり煮たりはもちろん、冬に向かう時期には塩漬けして保存食にすることも多いんです。雪が多く野菜不足になりがちな冬は、漬けたふきを塩抜きして作ったおかずが、いつも食卓に並んだもの。ここ『つくたべかん』では太巻き寿司の具にふきを使っていて、地元ならではの味となかなか好評なんですよ。」 |
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