何もかもが便利で、不必要な動きは省略されていく社会にあって、このリゾートではその不便さや余計にかかる時間も贅沢の一つ。その”余計”を満喫すること…。部屋に置いてあるのは、コーヒーメーカーではなく、手挽きのコーヒーミルだ。そのひと手間が、人を豊かにしてくれる。どの部屋も、大きな窓から自然がそのまま溶け込んでくる。部屋にいながらにして、自然の一部になっている。
そんな環境や施設やデザインはもちろん、私がなによりも感動したのは、その過剰ではない“もてなし”の質。サービスは、クァンティティ−(量)ではなくクオリティー(質)なのだと、こんなに説得力を感じた場所はない。ゲストルームが母屋から離れているため、心地の良い孤独を感じることができる。必要以上には関与してこないが必要な時には暖かく答えてくれる。マニュアルを感じさせない人間的な受け答えで、些細なことでもロボットではなく人間と接した、と感じる。100人居れば100通りのサービスがあり、その人が必要としているサービスを見極めなくてはならない。マニュアルは通じない。だからこそ、ふとした瞬間の気遣いが、心に染みてくる。『二期倶楽部』は私の“憩いの場所”…いや、年相応に正直に言うと、“憩いの場所にしたい場所”になった。 |
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ニューヨーク SOHOのTHOMPSON st.にある、お友達のお店『MAKIE』から来た、ハンドメイドのモンキーたち。いつも部屋の真ん中でゆらゆら、微笑みながらゆらゆら、二人で、ゆらゆら。 |
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