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このビルの隙間からピンクに染まった空が見えると、急いで川沿いに走っていく。 |
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そして、綺麗な女の人をみかけて、見知らぬ人でも衝動的に『You are so beautiful……』ってひとこと言いたくなって、本当にそうしても変な人に思われなくて、はにかんだ『Thank you!』が返ってくる時。
クリーニング屋さんで、現金がなくてカードで払おうとしたらカードを受け付けていなくてどうしようか困っていたら店員のお兄さんがツケにしてくれた時。
毎日スッピンで歩き回って、お財布の中にたった5ドルしかなくても全然不安じゃない。東京にいる時の自分とは違う、子供の顔に戻れる場所。
今は日本にいる時間のほうが圧倒的に長いけれど、ここは、深く呼吸をして、身体を整える場所。どれだけニューヨークを離れても、ここにいる期間が”滞在”という言葉のほうがしっくり来るくらい短くても、やはり私にとってニューヨークは里帰りする場所なのだ。 |