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アーティスト坂本美雨が、東京、ニューヨーク、
世界のさまざまな空の下で感じ考えたことを、徒然なるままに綴ります。 |
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“ありがとう”をあげちゃう日。アメリカの11月25日は、日本のお正月のような役割を持つ大切な日かもしれない。
Thanksgiving Day、感謝祭。クリスマスは友達や恋人と一緒にいても、Thanksgivingだけは家族から離れて住んでいる人も里帰りして親戚一同集まる伝統がある。漫画に出てくるような、オーブンでこんがり焼いた七面鳥とクランベリソースを家族みんなで囲んでパーティー。
このThanksgiving Dayを皮切りに、クリスマスへの1ヶ月間はニューヨーク中がざわめき、輝きはじめる。あちこちでセールがあり、パーティーがあり、光のデコレーションが街中に溢れる。
マンハッタンではこの日、アメリカを代表するデパートMACY'Sが主宰する、今年78周年を迎える恒例のパレードが行われます。ビルとビルの間に、セサミストリートやスヌーピー、ピカチューなどの巨大な風船が次々と浮かび、マーチングバンドやピエロやカラフルなダンサーたちが朝から延々とブロードウェイをねりあるく。トリビアですが、MACY'sはこの巨大風船のおかげで(?)世界で2番目のヘリウムガス消費者らしい。そんな一番メジャーな祝日。
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しかし、ここまでThanksgivingについて書いたものの、実はつい数日前までそんなことは忘れていました。坂本家にはThanksgivingの習慣は一切ないので…。ニューヨークの学校に通っていた頃はこの時期数日間の休みがあるのでどうしても季節を感じたけれど、学校を卒業し東京で暮らし始めた私には、だんだんとなじみの薄い言葉になっていったのです。今、めずらしくこの時期にニューヨークに帰って来ているので、今まで考えたことのないこの日について、思い巡らしたのでした。
ちょっと立ちどまって考えると、違和感なく言っている“Thanksgiving”って、すごい名称・‥。“Thanks”(感謝)をあげる日。文字通りですね。もともとは1620年頃にピルグリム達が自然の恵みに感謝する意味合いで始めたもの。でももしかしたら現代では、あまり会えない家族に、いつもは面と向かって言えない“ありがとう”を言える貴重な日となっているのかもしれないな、と思う。
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最後に…遅くなりましたが、はじめまして、坂本美雨ともうします。
この小部屋が、日々のストレスやその日の痛みを一瞬でも忘れられるような空間になったら、うれしいです。
メールお待ちしております。
ふとみると、朝9時。
マーチングバンドの演奏が響いてきました。
Love, 坂本美雨
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アイスランド・レイキャビク出身の3人組。
おとぎ話のような、幼い頃の心象風景へ漂っていくような一枚です。 |
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プロフィール 80年生まれ。9歳の時、家族でニューヨークに移住。97年1月、Ryuichi Sakamoto featuring Sister M名義でデビ ュー。99年、本名で本格的に音楽活動を開始し、映画「鉄道員」の主題歌、そしてフルアルバム「DAWN PINK」をリリース。
現在、音楽活動に加え、連載や映画評などの執筆、翻訳、J-waveのナビゲーター、TVのナレーション、ジュエリー・ブランド「aquadrops」のプロデュースなど創作の幅を拡げ、日本/NYを行き来しながら猫と一緒に音楽漬けの生活をしている。
オフィシャルサイトでも、文章や写真を日々更新しています!
http://www.miuskmt.com/ |
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坂本美雨のPhotoエッセイ−TOKYO徒然草−
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